Alaska 6. (スケール)
「スケールがつかめない」 何度か、この話題になった.
日本とは、かけ離れた環境にいる.
たとえば一番寒いときで
-40℃まで気温が落ちる.
それでも 2・3日生活していると
なんとなく慣れた気がしてしまう.
目に映る景色も同じだった.
そんな中で、ふと遠くの山を眺めたときに
その壮大さに愕然とする瞬間が何度もあった.
でも、どれくらい壮大なのか、それがつかめない.
圧倒されるばかりなのだった.

向こうに見える山は 実は何十kmも離れている.
自分が立っている足元から氷河の底まで1kmの深さがある.
右手に見える岩はその雪面から2kmの高さがあるそうだ.
+ + + + + +
毎晩
オーロラを見ていた僕らは
オーロラが出現する範囲や、
光の位置が高いときは オーロラが近いと感じることなど
だんだんオーロラのスケールを感じ取ってきていた.
オーロラは 極圏に輪を描くように現れる.
だから 今見えている光の幅が
極圏の幅に置き換えられるなら、
地球のスケールをイメージできる気がした.水平線がゆるい曲線であることを
自分の目で確かめるような感動だった.
今回のキャンプで、カーテン状のオーロラは見ることができたけれど、
もっと真下とか近くからオーロラを見てみたいと思った.